有機農業教室 第4回目の様子☆
有機農業教室 第4回目のメインテーマは!
ナスとピーマンの収穫+それぞれの整枝のコツについて。でした。
座学では土づくりの根本的な考え方(天地有機)と保田ぼかしによる栄養のバランスについて考えていきました。
保田先生
ヒトのカラダをつくる微量元素のうち硫黄もじつは大切です。髪の毛を燃やすと硫黄の匂いするでしょ?コレは保田ぼかしのなかでは魚粉からつくられます。
カルシウム:ヒトでは骨をつよくしますね。植物では細胞膜をつよくする。細胞膜がつよくなるということは根毛から病原菌が侵入しにくくなるということです。
保田ぼかしは嫌気発酵です。乳酸菌をふやすため。では、乳酸菌はなぜ良いのか? じつはヒトの小腸・絨毛には乳酸菌がついていて菌の浸透を防いているんじゃないかと考えています。コレは植物の根毛と似ていますね。きっと働きは同じだと考えられます。
西村先生
ナスの収穫時間について。本当は早朝が一番よいです。昼に収穫したナスは表面のツヤツヤが減ります。キュウリは夕方がよいです。キュウリは昼間のうちに吸収した栄養を夜のうちに葉の方へ送ってしまうからです。栄養が実に残っている夕方が一番よいと考えられます。
ナスはうまくいくと10月まで実に多くの実を収穫することができます。ここで、親心で追肥してしまうとあっという間に虫が寄ってきてしまいます。(経験談。) 草マルチをしっかりしてあげて育てていきましょう。
野菜が弱るのは敷草の量、排水不足の原因がほとんどです。
ピーマン・ナスそれぞれの着果習性をしっかりご説明いただきました。(受講プリント)
有機栽培の一番のポイントは光環境です! 光不足だと抵抗力の低下、受粉できないなどの害がでます。整枝はその観点から進めていきます。(実習でしっかりご説明いただきましたー。)
7・8月は人参を育てるのに適した時期です。が、人参の発芽はコツがいります。詳しくは受講プリントに記載いただいていますが、購入した種子が裸種子かコーティング種子かによって撒き方と水やりについて変わってくる点を注意点として詳しくお話いただきました。
午後からはみなさんの畑に移動し、収穫と草刈り、整枝を実習しました。
次回は8月18日(木曜)です☆
排水のために溝をつくるので、シャベルをお持ちの方はご持参ください。 m(__)m