第5回目 有機農業教室の様子

庭の草木が茶色に変色しかけ、「そういえば、雨降ってないなぁー。」なんて思っていた矢先の先日の雨。

有機農業教室開催日の数日前に雨が降ることが多いのは、気のせいでしょうか・・(・・?

第4回目の実習で敷草をだいぶん敷いていただいてましたが、すっかり草ボーボでしたね。それでも抑草効果はかなり合ったはずです。

さて、第5回目の有機農業教室の様子をお伝えします。(実習時に席を外させて頂いたので実習後の写真デス。すみません^^;)

 

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保田先生

本当は山の落ち葉が土作りに一番よいが、分解されて良い土になるには5年かかる。

それでは野菜は作れないので、完熟牛糞堆肥をつかう 完熟がポイント

それと保田ぼかしを使う。材料の中の魚粉は動物性だけど植物とは相性がよい。

野草の敷草としての利用

畑に直接強い光があたるとどうなると思いますか? A:栄養が分解されてしまう。

野草を敷草とするのは乾燥防止+土壌保全の観点です。

バンコク・マレーシアのお話。 稲作が年3回可能な地域。機械などのトラクター化が進むなか、 虫がいなくなっている。 化学肥料を中心につかった農業となり土作りできなくなってきている。そうすると、水が入っていない田んぼは土が白くなってくる。 このように強い光にさらされた畑は土壌中の有機物が分解され、砂漠化していってしまう。 日本の3倍の速さで分解されているのです。

ほんとうは、このようなアジアの国々は積極的に有機農業をしていかないといけない。

大地を太陽に晒すのはよくないです。

雑草抑止について。雑草の成長点を平鍬で削る。根が残っていてものびない。

野菜の必須元素18種類。 多い少ないはあれど、必ず葉っぱに18種類の元素がある。だから野草を敷き詰めると土に帰っていくことになる。

現代社会でマグネシウム欠乏が言われている

葉緑素の構成元素Mg(マグネシウム) ご飯はケイ素。 骨はケイ素とMgが必要。サプリでは形成されない。

カルシウムはマメ科に多い。

「ご飯」 「菜っ葉」 「豆」 をとるのがベスト。つまり和食が健康的な食事。

繊維(難分解性分)が土に含まれてくると、クワに土が残らないサバサバしている土が良い。繊維が多い。

キュウリは特にべと病・うどんこ病予防に野草をしく。枯草菌が増えるからうどんこ病の天敵です。

苗の時に素早く大きくしてあげる。この考え方も大事です!

ケイ素はコラーゲンに必須。髪の毛、爪をつくるのに必要。ケイ素は稲に多く含まれる。ご飯食が◎

そして、水辺の葦にケイ素が多いので敷草としてはとてもいいです。

6・7月の葦は繊維が柔らかいのですぐ分解されるので、お勧めです。

お盆すぎたあたりからの野草は持ち込まない。理由:野草に種が付いているので、畑に持ち込まない方が◎

ナス科の野菜にも時期によっては地温があがらないから注意が必要。

これからの季節、敷草のかげにコオロギが集まる。そして大根のフタバをたべる。大根を種から育てるときはいったん敷草の野草をとる。

今からの季節は稲わらを敷くと地温が低くなりミミズが集まる。ミミズは土には良いが、もぐらが集まる。もぐらのあなに野ねずみがくる。野ねずみの被害がでるので注意。(冬野菜には稲わらを引かない)

植物は実をつけ、種を作ったら枯れる。自然の摂理。だから適期収穫がポイントになる。

保田先生のワンポイント健康講座

汗の効能について。

汗は水分・塩分だけでなく、脂肪がふくまれる。体内から脂が排出されないで蓄積されると高脂血症につながる。

だから有機野菜づくりは動いて健康!たべて健康!なのです☆

きょうも色々と教えていただきながら本質的なものの見方って大事だなーと感じました。

「思想性がだいじ。 学びで 強くなる 継続される。 耐えることが出来る。」

保田先生のこのお言葉がとても印象的でした。

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